取り越し苦労

　取り越し苦労をし始めるといくらでも心配なことが出てきます。

月末の支払い、臨時の出費について「どうしたものか」と言う金銭上の心配から始まって自分の仕事上の苦労、友人や他人との交際、子どもの入学試験、病気の事、老いてからの身の処置、それからそれからと心配し始めると際限なく心配事が出てきます。

　「心配したってどうにもなるものでもない」と思いながら心配せずにいられないのが人間ですね。

　それに引き換え赤ん坊は何の取り越し苦労をせずに一切を親に任せて安心しています。無心に眠り無心に笑う赤ん坊の何と取り越し苦労のないことよ。

　私達も毎日真面目に働き最善を尽くしている以上は、神様の正しき摂理を信じて赤ん坊の親を信じるが如きでありたいものですね。